●快適性1:「空気」
 人は1日に約30kgの空気を吸います。これは水や食料に比べて非常に多いものです。
最近の健康ブームの中で、水はミネラルウォーターや蒸留水を買ったり、食べ物については産地や生産者を明記したものや添加物を使わない高価なものを買ったりする方が増えています。しかしながら空気についてはわれわれは選ぶことができません。
少なくとも酸素ボンベを背負って歩くようにならない限り呼吸を自分でコントロールすることは難しいでしょう。従って人が快適な生活、健康な生活をおくるためにはこの「空気環境」を最も考えなくてはなりません。特に一日のうちの大半の時間を家の中で過ごす専業主婦の方や小さなお子様には影響が大きくなりますので、家造りを考える上で大きなポイントとしてください。空気環境をコントロールするために必要な家造りの要素は、「気密性能」と「換気性能」です。この「気密」と「換気」は実は非常に親密な関係があり、この性能をきちんと発揮することができる住宅を見極めることが家造りへの第一歩といえます。
 バイオホームは独自のBBS工法(外断熱工法)を用いることで、気密性能0.7cu/u以下(平均値0.56cu/u)の超気密性能(全棟で1.0cu/u以下を発揮できる工法は国内では数社のみ)を実現し、しかも1棟1棟すべての住宅で気密測定を実施し、その性能値を公開しております。そしてこの気密性能が発揮される上で、24時間換気システムを導入し、家の中の空気を常に新鮮で快適なものに保ちます。
換気性能は気密性能が低くなるとたちまちに悪くなるという相関関係を持っており、特に気密性能が1.0cu/u以下であれば非常に効率的に換気を行えるのであります。従ってどんなに高価な換気システムを使っても機械そのものが換気性能を決めるのではなく、住宅の気密性能が換気性能を決めるのです。


●快適性2:「温熱」
 「1年中快適な室内温度を実現したい。」その思いに答えるためにバイオホームは外断熱+高気密住宅で室内の温度環境をしっかりとコントロールできる住宅をご提案します。
「夏は涼しく、冬は暖かく」を実現するためには住宅にきちんとしたテクノロジーが求められるのです。実は夏の冷房と冬の暖房では異なるメカニズムが存在し、それをきちんと理解し、対応をすることが必要になるのです。まず、「夏の冷房」ですが、これは「気密性能」と密接にかかわります。それは夏の熱気の多くは湿度に関係があるからです。
 普段は目に見えませんが、空気中に含まれる水蒸気が多くの熱を持っており、この水蒸気を大量に含んだ空気が室内に入り込むとあっというまに蒸し暑くなってしまいます。ということは...すなわち水蒸気を家の中に入れない構造が必要になるわけです。そしてそれが「高気密化」になるわけです。正確に言えば「防湿」なのですが、防湿性能は直接測定をする方法がないため、気密性能を変わりに用いるわけです。気密性能が高ければ高いほど外部からの水蒸気の侵入は少なく、家の中の冷房効果が高くなります。これまでのような気密性の低い家で冷房をすることは、穴の開いたボートを水に浮かべているようなもので水をくみ出している間はなんとかボートは浮いていますが、水をくみ出すのをやめるとボートは沈んでしまうように、冷房を止めると外から大量の水蒸気が家の中に入り込み、あっというまに室内の温度、湿度をあげてしまうのです。
 わたしたちは経験的に同じ温度でも湿度が低いと涼しく感じることをしっていますが(湿気のないところでは日陰に入るととても涼しいように)、気密性能の高い住宅はまさにこの湿度コントロールを可能にする構造なのです。バイオホームでは全棟で気密測定を実施し、確実な性能を発揮します。次に「暖房」ですが、これには断熱性能が大きく関わります。冬場は外の気温は0℃以下になり、室内は20℃前後に保ちたいものです。すると内外の温度差は20℃以上になるため家の断熱性能が優れていないとなりません。バイオホームの「外断熱」は単に断熱性能に優れているというだけではありません。外断熱が断熱方法として優れている主な点は

  1. 断熱材が連続して切れ目がなく断熱欠損部分がない
  2. 壁内結露が発生しにくい
  3. 施工が簡単・確実でミスが少ない
となります。断熱性能を表現するものにQ値がありますが、単にQ値が高いだけでは断熱性能に優れているとはいえません。結露は断熱性能の最も弱いところで発生する特性がありますので、Q値が高いことに加えてどの部分の断熱性能も均一にバランスよくとられていることが必要になります。この点でも外断熱工法は屋根、壁、基礎とその部分も材質・厚みとも同一の断熱材を使用することができますので安心度が高いといえます。バイオホームはQ値1.7W/u・℃以下を実現しており、これは国土交通省の定める新省エネルギー基準のQ値と照らし合わせるとおおむね東北地域の基準である1.9W/u・℃以下を上回る高性能を発揮していることになります。室内の温度を快適に保つための「冷房」「暖房」にはこのように異なる論理、メカニズムが存在しますので、きちんとご理解をいただきその性能を知っていただきたいと思います。

●快適性3:湿度
 「湿度」夏場の冷房と並んで日本の住宅に求められるものは「湿度」のコントロールです。湿度の元である水蒸気は目に見えないので非常にやっかいな物体ですが、家やそこに住まう人間の健康にとって大変重要な要素です。湿度を適度に保つことは夏場は温度を下げすぎずに快適な環境を実現し、冬場は過乾燥を防いでウィルスなどを抑える働きをします。
 昔の日本の住宅はこの湿度(水蒸気)をすばやく外に逃がすことを考え、風通しのよい構造にしてきました。それがだんだんとこの水蒸気の存在が軽視され、日本の家造りが間違った方向へと進み、耐久性を著しく低下させてきました。また、結露の発生によりカビ、ダニが発生し、そこに住まう人間にも悪影響を及ぼしてきました。
住宅の構造を高気密化することで、外部からの水蒸気の侵入を極めて少なくし、室内で発生する水蒸気を換気システムとエアコン(夏場のみ)でコントロールできる構造を作り出すことができます。
高い気密性能は夏場の高温多湿な外気を住宅内部に侵入させないことを実現し、換気システムは新鮮な外気を家の中に取り込むとともに室内の湿度を適度にコントロールする役割も持ちます。特に床下に配管されるダクトは床下湿度を調整する役割を持っています。夏場については外気平均湿度が75%超えるような状態であるため、換気だけではコントロールしきれないので、エアコンなどの除湿作用を併用することで快適な湿度を保つことができるようになります。
 湿度をコントロールすることはまさに人と家の健康を守ることに直結しているのです。そしてそれを実現するのが「高気密」と「換気システム」なのです。

●快適性4:「音」
 そこに住まう家族の方々にとって家はひとつのシェルターでもあります。落ち着いた室内環境を実現する要因として「音」があります。すなわち「静かな室内」の実現です。家のなかで騒音に悩まされない静かな環境を実現することはこれまではほとんどできませんでした。高価な防音設備をいれるくらいしか方法がなかったからです。しかし、バイオホームの住宅ではその効果のひとつとしてこの「静かな室内」を実現することができます。

高気密住宅が与えるひとつの効果としてこの「音」(遮音性)があります。ご存知のように音は空気が振動することで伝わります。ということは空気がひとつづきに存在をしていないと音は伝わりません。高気密住宅は外部からの空気の侵入口は換気用の給気口しかありませんので、極めて音が伝わりにくく、遮音性の高い構造になっています。また使用している断熱材についても遮音性能を持っており、感じる音の大きさには個人差もありますが、外で雨が降り出した音が聞こえずに洗濯物を入れ忘れた方もいるほどです。逆に外の音が聞こえない分、室内の音(冷蔵庫のモーター音など)が大きく聞こえる気がして気になる方もいます。

しかしながらこれまでは外の音は家の性能とは無関係のように考えられ、防ぐ手段を持たなかったことを考えれば、高気密住宅がもたらす恩恵といえます。快適な室内環境を実現する大切な要素としてとらえていただきたいと思います。

●快適性5:「空間」
 日本の住宅は土地が高価であるためどうしても坪数が制限され、狭い印象があります。しかし、気密性、断熱性に優れて冷暖房効率の良い住宅であれば、たとえ坪数が少なくても大きな空間と広がりのある室内を実現できます。そしてそれが住む人に与える開放感、心地よさは住宅の快適性の中でも大きな比重を占めるものであると考えます。
気密性・断熱性に優れる住宅で実現できる空間的な広がりとしては、

  • 大きな吹き抜け
  • 間仕切りのないオープンな間取り
  • 玄関ホールや階段も室内空間に取り入れる

などがあげられます。家の間取りを考える場合にこれらの特長をよく踏まえてプランニング生かしていくことも家造りのポイントの1つとなり、家族の憩いの場となる住まい造りの最大の楽しみであるといえます。